昨年、園芸店を散策していたところこの「ハイビスカスローゼル」と出会いました。タグに示されたようにハーブとしていろいろな用途があるとのことで、思わず購入してしまいました。秋で実がついた状況での購入だったので、種を取って今年、種まきから始しました。5月にまいた種は、双葉を出した後、順調に成長し、7月には、元気に育ち始めたため、大きなプランターに移して、育てたところ写真のような花が咲きました。オクラの花に良く似ています。これから、実がなるまで大事に育てようと思います。
以下にローゼルについてまとめておきます。
ロゼールとは
- ローゼルは、熱帯から亜熱帯にかけて栽培されるアオイ科フヨウ属の植物で、特徴的な紅紫色の茎と掌状に切れ込みのある葉、薄ピンクから白色の花を咲かせるのが特徴です。ですが、ローゼルを特別な存在にしているのは、食用や薬用にされる、赤色に肥大したガク片になります。このガク片は、酸味とフルーティーな風味を持ち、世界中で多種多様な用途に使われています。
- ローゼルの起源はアフリカとされ、古代インドやエジプトでは不老長寿の秘薬として珍重されていたそうです。
- エジプトでは、ファラオの墓からもローゼルの種が発見されており、その栄養価と医薬品としての効能が高く評価されていたことがうかがえます。また、インドの伝統医学アーユルヴェーダでもローゼルは重要な薬草として用いられています。
- 沖縄へは明治時代に導入され、家庭菜園での栽培が始まったそうです。沖縄では「ハイビスカス・ティー」として親しまれ、特有の酸味とフルーティーな味わいが好まれています。現代では、その栄養価の高さから、世界各地で健康飲料やジャム、ソースなど様々な形で利用されるそうです。
次回のレポートで、ロゼールの活用法を皆さんに紹介したいと思います。
乞うご期待!!