わが家のパイナップル花後の実の変化(実録)
わが家のパイナップル栽培(開花から実の成長記録:画像編)
2022年8月21日に自宅で食べたパイナップルをクラウンから栽培したものが、3年を経て花が咲きました。そこから現在10月22日までのパイナップルの実の成長記録を画像でお知らせします。
パイナップルの実
一般的な植物の場合、表皮で包まれたひとかたまりのものが果実として実ります。ところがパイナップルの果実の実り方は、一般的な果実の実り方とは違った特徴を持っています。
1 パイナップルの果実は集合果として実る
一般的なイメージの中でのパイナップルの果実は、実際には小さなパイナップルの果 実が塊となったものをいいます。このような果実を「集合果」と呼びます。パイナップルは根茎の先端に果実をつける特殊な実り方をするのですが、うろこのような形1つ分がパイナップル1個の果実となります。なお1個の集合果には、平均100~200個の小さな果実がついています。
2 パイナップルを食べ過ぎると口の中が荒れる
パイナップルの果実は甘みと酸味が強いのが特徴ですが、食べ過ぎると口の中が荒れることがあります。これはパイナップルの果実にシュウ酸カルシウムが多く含まれているからです。さらに果汁にはたんぱく質を分解するブロメラインという酵素が多く含まれているので、口の中のたんぱく質が分解されることがあります。症状がひどい場合は、パイナップルの食べ過ぎによって出血が起きることもあります。
3 パイナップルは太い茎を中心に生える
パイナップルの生え方は、実際にパイナップル畑で果実を育てているところを見たことがない人には想像がつかないかもしれません。なぜならパイナップルは、スーパーの店頭で並んでいる状態の果実が、太い茎の先から空に向かって突き出ているような生え方をしているからです。そのため初めてパイナップルの生え方や果実の実り方を見ると、ほとんどの人が驚きます。
4 パイナップルの育て方:収穫時期
パイナップルの収穫時期は、植え付けから12~36月後です。果実の実り方や収穫時期はパイナップルの生育環境とも関係しますが、気温が高く日当たりのよい場所で育てれば、植え付けから1~2年後には最初の果実を収穫することもできます。
おわりに
パイナップルにはいろいろな種類がるので、食用としても観賞用としても楽しめます。また南国フルーツとして有名なパイナップルですが、温度管理をすれば冬の寒さが厳しい地域でも栽培することができます。病害虫の心配も少なく初心者でも育てやすい植物なので、収穫が楽しめる植物として栽培にチャレンジしてみてはいかがですか?