ちょっと一息!!食べた後の果物栽培(#1パイナップルの成長日記)
アボカド、マンゴーに続きパイナップルの栽培をエンジョイしています。観葉植物として育てられれば、と思い写真のように身がつくまで頑張ろうと思います。
今回のハッピーライフは、「パイナップルの成長日記」です。
1 パイナップルの雑学
学名:Ananas comosus cv."SmoothCayenne”
原産地:熱帯アメリカ
科名:パイナップル科
属名:アナナス属
パイナップルはブラジル原産の多年草で、大航海時代にコロンブスによって発見され ました。ヨーロッパに持ち帰られてアフリカやアジアの熱帯地方へ広まり、日本へは江戸末期に伝来したそうです。松傘(パイン)のような形と、林檎🍎(アップル)のような甘い風味が、名前の由来になったと言われています。
コスタリカ、ブラジル、フィリピンなどの暖かい地域で生産され、日本では主に沖縄県で栽培されています。豊富な栄養素が含まれています。
果実が食用になりますが、観葉植物としても利用されます。
(1) 豊富な栄養素
■ ビタミンB1
ビタミンB1は疲労回復のビタミンとも呼ばれ、糖質の代謝に欠かせないビタミンです。糖質からエネルギーを生みだす代謝の過程で、ビタミンB1は酵素の働きを助ける補酵素として働いています。ビタミンB1が不足すると、糖がエネルギーに変換されずに疲労物質として体内にたまってしまい、疲労回復の妨げになります。
■ ビタミンC
ビタミンCは抗酸化ビタミンとも呼ばれ、皮膚や血管の老化を防ぎ免疫力をアップさせる働きがあります。コラーゲンの合成に働くので、筋肉や骨を強くし、肌にハリを持たせてくれます。メラニン色素の沈着防止や、ストレスを和らげる効果などの生理作用も持っています。鉄の吸収も助けるので、貧血気味の方は合わせてとると効果を発揮します。
■ 食物繊維
食物繊維には、お腹の調子を整えて便通を改善し、大腸がんや生活習慣病を予防するなどの働きがあります。パイナップルには、善玉菌を増やして腸内環境を整え、便の水分を増やして軟らかくする水溶性食物繊維と、水分を吸って腸の蠕動(ぜんどう)運動を促し、有害物質を排出する働きを持つ不溶性食物繊維の両方が含まれています。
ブロメラインは、パイナップルをはじめとするブロメリア科の植物から発見されたたんぱく質分解酵素です。肉料理などに使うと、肉のたんぱく質の分解を助けるため消化されやすくなります。ですが、ブロメラインは60℃以上に加熱すると活性が失われてしまうため、調理の際はパイナップルの加熱時間を短くするなどの工夫が必要です。食後に生のパイナップルを食べるのもよいでしょう。未熟なパイナップルを食べたときに舌がピリピリと感じることがありますが、このブロメラインが原因の一つと言われています。ブロメラインはその性質から、傷の治りをよくする軟こうとしても利用されています。
■ 糖質
3大栄養素の一つで、体や脳のエネルギー源となり、脂質をエネルギーとして使う際にも必要とされます。足りなくなると、集中力の欠如、疲労回復の遅れ、筋肉量の低下、肌あれなどの影響が考えられます。脳の成分でもある糖脂質の成分としても重要です。
ミネラルは、3大栄養素の働きをサポートして体の調子を整える、体の組織を構成する、酵素の成分になるなどの大切な働きをしています。鉄はヘモグロビンの成分になり酸素を運搬する働きがあり、不足すると疲れやすくなったり鉄欠乏性貧血を招きます。マグネシウムは骨や歯を作り、神経の興奮を抑える働きを持っています。カリウムは野菜や果物に多く含まれ、体液量や血圧、筋肉、神経、心臓の動きを調整するなどの役割があります。
(2) パイナップルのカロリーは❓
100gあたり53kcal程度で、果物の中では平均的です。
5枚切りの食パン1枚(80g)のおよそ4分の1程度のカロリーで、比較的低カロリーであると言えるでしょう。とはいえ、とり過ぎには注意しましょう。
(3) 健康・美容のためパイナップルを食べましょう!!
① 疲労回復
ビタミンB1が糖質の代謝を助け新陳代謝を促すことで、疲労回復が期待できます。
② 便通の改善
豊富に含まれる不溶性食物繊維の働きで、便秘の予防や改善が期待できます(効果は人によります)。
たんぱく質分解酵素ブロメラインが消化を助けてくれるので、肉料理などに積極的に取り入れてみるのもよいでしょう。
③ お肌の調子を整える
パイナップルは美容に効果的なビタミンCを含むため、コラーゲンの合成を促してハリのある肌へ導いてくれます。またビタミンB1が新陳代謝を促すため、肌荒れを防ぎお肌の調子を整える効果も期待できます。
2 パイナップルの育て方(美味しく食べた後に!)
本物のパイナップルの木。スーパーで買ってきて、もちろんおいしく食べて大満足です。+アルファーそのパイナップルから新しいパイナップルを育てるのも楽しいですよ。果実の上の部分にでている葉っぱの部分(クラウン)を茎の部分からカットし、挿し木用の土や砂等に挿せば増やせます。夏場は屋外や室内の日当たりの良い場所に置いて管理します。
日光がよく当たりますと実が大きく成熟しやすくなります。基本的に肥料は、購入後、1ケ月くらいして与えます。また、春から秋頃は、1ケ月に1回程度、液体肥料もしくは置肥を2~3個ずつ与えてください。
(1) 最初に水栽培
でも、私は根がどこから出てくるか、水栽培で観察しようと思い、パイナップルの葉の部分を水耕栽培して発根させることにチャレンジしました。
その後、鉢植えで土に植えることにしました。
この写真はパインナップルのクラウン部分の葉です。
まず初めに葉(以後クラウンと呼びます。)が付いているパイナップルを買ってきます。この実からクラウンを切り取って、水耕栽培で育てていきます。
購入時は、これから栽培していくことを考え、クラウンが傷んでいないものを選ぶことをお勧めします。
まず、クラウンの付け根辺りで切り落とします。捻ってパイナップルとクラウンを分離すると比較的容易に分離できます。
切り取ったクラウンを、水挿し用の容器で育てられるようにセットします。
まず、水挿しに使う容器を用意します。コップやタッパーでも構いませんが、浅すぎたりすると倒れてしまう可能性があるので注意してください!
水の量はクラウンの付け根が少し沈む程度がいいようです。
水耕栽培を始めて約一週間、毎日水を交換したところ根が出てきました!それから3日ほど待つと根が伸びてきます。もちろん、発根した後もそのまま水耕栽培でもOKですが、私は、パイナップルは大きくなるので、温度管理のしやすさも考慮して、鉢植えすることにしました。
(2) 鉢植え栽培(管理方法)
まず初めに、軽石を敷きます。(現在、沖縄には火山の噴火でたくさんの軽石が漂着していますね。栽培に使えるといいのですが・・・)
パイナップルは水はけの良い土に植えることをおすすめします。強健な性質を持っているので、あまり枯れる心配もありません。次に用土を入れていきます。
今回は水はけをよくするために軽石を多めに入れて、観葉植物用の土だけで植えつけます。赤玉土や鹿沼土を混ぜてさらに水はけの良い土にするのもおすすめです。
強い日光を求めるため、日当たりのいい場所に置いてください。冬場は5℃以下にならないように気を付けて下さい。
土の表面が乾いてきたら水をたっぷり与えて下さい。
約3年で実がなるそうです。来年身がなりますようになりますように!今からワクワクします。
パイナップルを観察することができて面白いですよ。
これを機に今まで捨てていたパイナップルのクラウンを使って、パイナップルを実らせてみませんか?
植え付け後2年がたちましたが、3年ほどで実がなるといいますが、来年ミニパイナップルはできるでしょうか。これからの生育が楽しみです。
私は、本日、室内にパイナップルを入れましたが、葉っぱの先がとがっておりますので、葉先などをはさみなどで丸くカットしておくと安心です。
温度・・・越冬するための最低必要な温度
10℃以上の場所を好む=「寒さに弱い植物」であることになります。冬場、注意が必要です!!
5℃~10℃の場所を好む=「室内であれば、ある程度の場所はOK!?」
0℃以下にならなければ良い=「観葉植物の中でも、寒さに強い植物」の意味でもあります。
光・置き場所・・・飾る場所の参考に
明るい場所を好む植物: 窓際の明るい場所でレースのカーテンごし(直射日光を好みます。)
半日陰でも良い植物: 日中、電灯をつけないでも新聞が読めるくらいの明るさ
日陰でも強い植物: 直射日光は嫌ったりしますが、明るいにこしたことはありません。暗めの場所でもOKです。
3 まとめ
■ 水栽培での発根は楽しみ(パイナップルの生命力を実感)
■ パイナップルのクラウン:果肉はしっかり取る、植える前に乾かす
■ 光が大好き、寒さが嫌い(室内での冬越し、今年で2回目)
■ 水はけのよい土を使う(観葉植物の土がいいかも)
■ はじめの1年は、水やり肥料は少なめ
■ 2年目、果実の成長には充分な水、肥料が必要(大きくなりました。)
■ 実がつくまで、1年半〜2年ほど(実がついたらまたレポートします。)